コンビニ交付とは?
コンビニ交付は、コンビニエンスストア等のキオスク端末で住民票や印鑑証明書、税務証明等の行政証明書の交付を受けることができるサービスです。
わざわざ市役所や町役場へ足を運ぶことなく住民票や印鑑証明書などをコンビニで取得することができて大変便利な制度です。
ただし、交付を受けることができる証明書は市町村の導入状況により異なります。

広島県内市町のコンビニ交付導入状況
広島県内の23市町のうち何らかの証明書のコンビニ交付を提供している市町は15市町となっています。
具体的な広島県内の市町のコンビニ交付の導入状況(令和4年11月10日現在)は以下のとおりです。
取得できる証明書 | 取得できる主な場所 | 開始年月日 | |
広島市 | 住民票、印鑑証明書、課税証明書(所得証明書)、戸籍謄本(抄本)、戸籍の附票 | セブンイレブン、ローソン、ファミリーマート、ポプラ、イオン、ミニストップ | 2016年3月14日 |
呉市 | 住民票、住民票記載事項証明書、印鑑証明書、市県民税課税台帳記載事項証明書(所得・課税証明書)、戸籍謄本(抄本)、戸籍の附票 | セブンイレブン、ローソン、ファミリーマート、ポプラ、イオン、ミニストップ | 2017年1月13日 |
竹原市 | 住民票、住民票記載事項証明書、印鑑証明書、所得証明書、課税(非課税)証明書 | セブンイレブン、ローソン、ファミリーマート、ポプラ、イオン、ミニストップ | 2021年2月4日 |
三原市 | 住民票、住民票記載事項証明書、印鑑証明書、課税台帳記載事項証明書、戸籍謄本(抄本)、戸籍の附票 | セブンイレブン、ローソン、ファミリーマート、ポプラ、イオン、ミニストップ | 2017年3月6日 |
尾道市 | 住民票、住民票記載事項証明書、印鑑証明書、所得証明書、所得課税証明書、戸籍謄本(抄本)、戸籍の附票 | セブンイレブン、ローソン、ファミリーマート、ポプラ、イオン、ミニストップ | 2022年3月1日 |
福山市 | 住民票、印鑑証明書、所得課税証明書、戸籍謄本(抄本)、戸籍の附票 | セブンイレブン、ローソン、ファミリーマート、ポプラ、イオン、ミニストップ | 2020年3月2日 |
府中市 | 住民票、住民票記載事項証明書、印鑑証明書、所得証明書、所得課税(非課税)証明書、戸籍謄本(抄本)、戸籍の附票 | セブンイレブン、ローソン、ファミリーマート、ポプラ | 2020年10月15日 |
三次市 | 未提供 | ||
庄原市 | 未提供 | ||
大竹市 | 住民票、住民票記載事項証明書、印鑑証明書、所得課税証明書、戸籍謄本(抄本)、戸籍の附票 | セブンイレブン、ローソン、ファミリーマート、ポプラ、イオン、ミニストップ | 2022年3月1日 |
東広島市 | 住民票、印鑑証明書、納税証明書、市県民税課税証明書、戸籍謄本(抄本) | セブンイレブン、ローソン、ファミリーマート | 2016年7月4日 |
廿日市市 | 住民票、住民票記載事項証明書、印鑑証明書、所得課税証明書、戸籍謄本(抄本)、戸籍の附票 | セブンイレブン、ローソン、ファミリーマート、ポプラ、イオン、ミニストップ | 2018年1月9日 |
安芸高田市 | 住民票、印鑑証明書、課税証明書、所得証明書 | セブンイレブン、ローソン、ファミリーマート、ポプラ、イオン、ミニストップ | 2018年7月1日 |
江田島市 | 未提供 | ||
府中町 | 住民票、印鑑証明書、戸籍謄本(抄本)、戸籍の附票※戸籍謄本(抄本)と附票ほ住所地本籍地が共に府中町の方のみ | セブンイレブン、ローソン、ファミリーマート、ポプラ、イオン、ミニストップ | 2017年9月1日 |
海田町 | 住民票、住民票記載事項証明書、印鑑証明書、税証明、戸籍謄本(抄本)、戸籍の附票 | セブンイレブン、ローソン、ファミリーマート、ポプラ、イオン、ミニストップ | 2020年1月16日 |
熊野町 | 住民票、印鑑証明書、所得証明書、課税台帳記載事項証明書、戸籍謄本(抄本)、戸籍の附票 | セブンイレブン、ローソン、ファミリーマート、ポプラ、イオン、ミニストップ | 2019年3月25日 |
坂町 | 未提供 | ||
安芸太田町 | 未提供 | ||
北広島町 | 未提供 | ||
大崎上島町 | 未提供 | ||
世羅町 | 住民票、住民票記載事項証明書、印鑑証明書、課税台帳記載事項証明書、戸籍謄本(抄本)、戸籍の附票 | セブンイレブン、ローソン、ファミリーマート、ポプラ、イオン、ミニストップ | 2017年3月6日 |
神石高原町 | 未提供 |
利用するにはマイナンバーカード(個人番号カード)が必要
コンビニ交付を利用するには「マイナンバーカード(個人番号カード)(以下、マイナンバーカード)」の交付を受けていることが必要となります。
また、マイナンバーカードには「利用者証明用電子証明書」を搭載している必要があります。
利用者証明用電子証明書はマイナンバーカードに標準搭載されている電子証明書ですが、マイナンバーカード申請時に「電子証明書は不要」という内容で申請した場合搭載されていない場合があります。

暗証番号と手数料も忘れずに
コンビニ交付の際には交付手数料とマインバーカードを受け取った時に設定した4桁の暗証番号(利用者証明用電子証明書の暗証番号)が必要になります。
忘れてしまった場合には、市役所・町役場等で暗証番号初期化の手続が必要になります。
コンビニで交付される証明書は割安
コンビニで交付される証明書は市役所やその支所等で発行される証明書よりも、交付手数料が安く設定されている市町もあります。
コンビニで便利にお得に証明書の交付を受けることができれば一石二鳥ですね!
まとめ
便利でお得なコンビニ交付の提供が広がっています。
広島県内では17市町(全23市町)で導入されています。
すずかけ行政書士事務所(内部リンク)では、マイナンバーカードの作成や電子証明書についての疑問や相談を承っております。お気軽にお問合せください。